診療科案内脳動脈瘤・頸動脈狭窄スクリーニング

脳動脈瘤・頸動脈狭窄スクリーニングのご案内

①脳動脈瘤について

気づかないうちに、脳動脈瘤(脳血管の一部が膨らみ、瘤状になった状態)ができ、それが突然破裂することで、くも膜下出血を起こします。
くも膜下出血を発症した方の約8割~9割は、「脳動脈瘤」と呼ばれる動脈のコブからの出血です。

②頸動脈狭窄について

頸部頸動脈に動脈硬化がおこり、そこに血栓が生じることで脳梗塞を起こすことがあります。

共通する危険因子

危険因子があるにも関わらず、医者に行ったことがない方がもっとも危険です。

  • 喫煙習慣
  • 高血圧の方
  • 脂質異常症LDLコレステロール高値

脳動脈瘤は男性よりも女性に多い疾患です。
また、頸動脈狭窄は統計的に50~79歳の男性に発見される場合が比較的高い病気です。

予防治療はMRI検査による早期発見

予防治療は検査による早期発見!

予防治療としてMRI・MRAによる検査(頸動脈狭窄に関してはエコー検査も)を行い、①脳動脈瘤検査→未破裂の脳動脈瘤/②頸動脈狭窄検査→無症候性の狭窄を早期発見することで、後遺症を残さない対策が重要です。
30歳以上の男女の方は当検査をうけていただくことをおすすめします。

当検査への思い

脳動脈瘤が破裂し、くも膜下出血をきたすと約半数の方に障害が残ります。
また、破裂するまでに症状が現れることが少ない疾患です。そこで、予め脳動脈瘤を発見できるMRI検査をできるだけ多くの方に受けていただくために、短い時間、最小限の費用で検査を受けられるよう、脳動脈瘤スクリーニングを開始しました。
泉州地域でこの病気をできる限り減らし、地域の現役世代の方々が健康で活躍できるようにと考えております。

天神博志担当医師(脳血管センター長)

専門分野
  1. 脳神経外科疾患全般・脳血管障害外科治療・脳血管内治療
資格・略歴
  1. 静岡赤十字病院 脳神経外科部長など歴任
  2. 日本脳神経外科学会 専門医・指導医
  3. 脳卒中の外科学会 専門医・指導医
  4. 脳血管内治療学会 専門医・指導医

お申し込み・検査の流れ

  • 申し込み時
    検査をご希望の方は、お電話にて
    1. ①検査を受けられる方の氏名・生年月日・電話番号(あればFAX番号)
    2. ②検査希望日
    3. ③受けられる検査のコース(①脳動脈のみ、もしくは①+②両方)
    をお伝え下さい。
    ※複数名を一度にお申し込みいただけます。
    ※ご予約時間につきましては、その際にご相談させていただきます。
  • 約2週間前
    当院より、郵便等にて個別の予約表・問診票・注意事項などを送付させていただきます。
    各種書類に必要事項をご記入ください。
  • 検査日当日
    当日、上記の書類一式をご持参の上、受付までお越しください。
    検査~結果のお伝えまで、所要時間は約1時間~1時間半です。
    時間に余裕をもってお越しください。

MRI検査費用
①脳動脈瘤スクリーニング検査(頭部MRI)①のみ 7,000円
②頸動脈狭窄スクリーニング検査(頸部MRI+頸動脈エコー)両方 11,000円
当院で実施している脳ドック(27,500円)とは内容が異なります。
脳動脈瘤スクリーニングは脳動脈瘤の発見にのみ焦点を絞っている為、脳出血や脳梗塞、また他の頭蓋内疾患の危険を見る写真(T2*、頸動脈MRA)は検査しておりません。
50歳以上の方には脳出血や脳梗塞の危険性も検討する「脳ドック」をおすすめいたします。
検査実施日
水曜日 / 土曜日※月により実施日は異なる場合がございます。

脳動脈瘤や頸動脈狭窄が見つかった場合

脳動脈瘤や頸動脈狭窄が発見された場合は、後日再検査を受けていただきます。
尚、医師が必要と判断した場合は、加えて頭部血管造影検査を受けられることをおすすめいたします。

検査申し込み・お問い合わせ

〒598-0013 大阪府泉佐野市中町2-4-28

tel:072-464-2111
(スクリーニング検査担当まで)

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