当院では、手術用4K3Dビデオ顕微鏡 “Hawk Sight(ホークサイト)”を導入しました。
当機器の導入により、高解像度のカメラと自由度の高いアームで綿密な手術への柔軟な対応が可能となりました。
またカメラセンサーによる特殊光を用いた術中血管撮影など、安全で低侵襲な手術が期待されます。先にはCTやMRIと画像を重ね合わせる先進医療につながります。
なお当院では、脳血管手術および整形外科手術(脊椎・手外科等)にて当機器を活用しています。
(以下、三鷹光器㈱ホームページより)
血管内治療も行える最新の血管撮影装置です。新しいX線検出器である「フラットパネルディテクタ」と最新の画像処理技術により、高精細な画像をより低被曝で得ることができます。本装置では同時に2方向からの透視・撮影を行うことが可能であり、検査時間の短縮、造影剤量の低減が図れます。
当院では、症状が出ていない段階の予防治療として脳動脈瘤や頸動脈狭窄の発見を目的としたスクリーニング検査を行っています。
MRIおよびエコー検査にて、上記の疾患が疑われ精密検査が必要と判断された場合、さらにアンギオ装置を用いた血管内検査を行います。
未破裂脳動脈瘤に対しては、症例によってはアンギオ装置を用いた「コイル塞栓術」にて血管内治療で開頭することなく治療を行うことが可能です。
カテーテルを血管内に挿入し、脳動脈瘤に達した段階で細いコイルの詰め物を入れることで、血管の破裂を防ぎます(図1)。
頸動脈狭窄に関し、頸動脈の内膜剥離術にリスクがある患者さんについては、アンギオ装置を使用したステント留置術を適用する場合があります。
カテーテルを挿入し、首の血管まで進めていきます。そして、バルーンカテーテルと呼ばれる風船状の器具にて細くなった血管を広げ、さらにステントと呼ばれる金属の網状の筒のような治療器具にて血管を広げます(図2)。
メスを使わず検査・治療ができるため、身体への侵襲性が低く社会復帰までの時間が短縮されます。
人体に悪影響を与えずに体内の断面像を縦・横・斜めと思いのままに診ることができる装置です。わずかな病変も見逃さない鮮明な画像は、腫瘍等の早期発見や脳ドックに威力を発揮します。
高速スキャンと高精細画像を実現し、苦痛を与えず安全かつ短時間で精密検査が行えます。頭部・胸部・腹部等の断層像が鮮明に撮れ、また立体的な観察により、各部疾患の的確な診断に効果を発揮します。