当院では、医師や看護師をはじめ、リハビリ、薬剤師、医療ソーシャルワーカーなど、さまざまな職種と連携を図りながら患者様をサポートしています。
手術後の疼痛管理や日常生活動作の獲得、退院に向けた支援を通じて、患者様が安心できる医療をめざします。手術後の疼痛管理や日常生活動作の獲得、退院に向けた支援を通じて、患者様が安心できる医療をめざします。
当院では、肩関節専門医と理学療法士が協力し、患者様一人ひとりに合わせたリハビリプランを提供しています。
同じ疾患や手術を受けた場合でも、症状には個人差があり、痛みの程度、関節の可動域、精神的な不安の強さなど、人それぞれです。
そのため、患者様の状態に応じた最適なリハビリを実施し、退院後もそれぞれの目標に向かってサポートいたしますので、安心して通院していただければと思います。
腱板断裂の手術で入院する患者さんは入院期間が3日~1週間と短いです。腱板断裂の手術は、装具を装着して退院することになります。短い入院期間の中でも手術後の再断裂を予防するための装具の着脱方 法や入浴方法などを入院中にしっかり理解してもらえるように関わっています。
入院前の装具診時に『退院後の生活の豆知識』を配布しているので、参考にしてもらえると幸いです。また、入浴時に使用する装具(ペットボトルで作成)を持参してもらえると入院中に使用し、ベルトの調整などをすることができます。
退院後に患者さんが困らないように説明する準備をして患者さんをお迎えしています。入院中に気になる事や不安なことがあればいつでも声をかけてください。
薬剤師は薬を安全にお届けし、正しく効果的に服用できるように、お薬の説明や飲み方などをお伝えするための「服薬指導」を行っています。
また、持参薬に確認をして当院からの薬と重複していないか、相互作用が起きないかなどもチェックしています。
入院中は医師や看護師と連携を図りながらできる限り患者さんに負担の内容に工夫し、安心してお薬を服用いただけるように努めています。
また、退院される際はお薬の説明書やおくすり手帳のシールなどをお渡しし、その後服薬が問題なく続けられるようにしています。
肩の手術後は、肩を固定する装具を着用しリハビリ通院することになるので、ご自宅に帰ってからサポートが必要になる場合もあります。そのため、あらかじめサポート体制や生活スタイルをお伺いし、できる限り退院後の不安を取り除けるように心掛けています。
場合によっては、医師や理学療法士など各専門職と連携し、肩のリハビリができる病院に転院調整を図ったり、遠方の方などはご自宅近くのリハビリ通院先を探したりします。
肩の手術は入院期間が短いため、少ない時間で事前に退院後のことを考える必要がありますが、スムーズに退院後の生活をご案内できるように各専門職と連携していますので、ご心配ごとやご不安ごとがある際はお声掛けください。