ハンドセラピーとは、作業療法の一つの分野として確立されており、専門的な知識を必要とします。
外傷やその他様々な原因により障害を負った手に対して、評価・治療を行い手の機能回復を目指すとともに、「生活で使える手(useful hand)」としての能力を再獲得することが最大の目標となります。
手はきわめて繊細な感覚を有しており、精密で複雑な運動を行うことが可能です。したがって手の障害においては、損傷の状態や手術方法に応じたきめ細かなリハビリテーションを行っていく必要があります。
筋力・関節可動域・知覚などを評価します。
筋力増強や関節可動域の拡大を目的に、個別のリハビリテーションを実施します。
必要に応じて、患者様一人一人に合ったスプリント(装具)を作成します。
個別のリハビリテーション以外の時間も、器具などを使用し手の機能改善を目指します。
当院では月に2回、医師も交えながら、手の外科に関する勉強会を行い、知識を深めています。また日頃リハビリを行っていく中で経験したことを、学会などで発表しています。
月・火・金の16:30~19:00は、夜診として個別のリハビリテーションを実施しています。仕事などにより午前中に外来を受診できない方にも対応しています。